音楽教育を学びたいと思ったのは、高校生の時に教師を目指そうと決めたからです。
大学に入り、ピアノや声楽の他、合唱やハンドベルを学び、みんなで音楽を作っていく楽しさを改めて実感しています。
大学に入って良かったと思えるのは、同じ夢を持った仲間と出会えたことだと思います。
仲間と話しをすることにより、自分の考えがさらに強く、より鮮明になりました。
それぞれが色々な考えを持っていて刺激を受けることもあり、ここで大きく成長できたと思います。
音楽教育コースで経験させていただいた貴重な体験のひとつに演奏旅行(名古屋芸大音楽教育コース独自の行事。年一回地方の小中学校へ行き、演奏会をします)があります。
演奏会の思い出もたくさんあるのですが、私は練習で合唱の指揮をした時の感動が忘れられません。
1年生から4年生までの学生が学年の壁を越えて合唱している姿がキラキラ輝いていて、子どもたちに音楽の楽しさを伝えたいという思いが全身に伝わってきました。
みんながその笑顔で教師になると思うと、嬉しさでいっぱいになり、私もこの輝きや思いを忘れることなく、教師として働くことが出来れば良いなと思いました。
大学生活も残り少なくなってきましたが、さらぶ多くのことを学び、仲間との時間を大切にし、夢に向かって頑張っていきたいと思います。
音楽教育コースでは、音楽教育に関する知識はもちろん、クラシック音楽や日本の音楽、民族音楽等を幅広く学んでいます。
これまでで一番印象に残っている授業はハンドベルです。
ハンドベルは一ベルにつき一音を受け持つ楽器であるため、常に耳を使うことを意識して演奏しています。
練習を重ねるうちにメロディがつながるようになり、やがて和音に響きが出てきたとき、ハンドベルの魅力を感じ、楽しさが一層増してきました。
また、小・中学校に出向き、子どもたちにハンドベルや合唱を披露する音楽鑑賞会も、このコースならではの魅力ある行事です。
目を輝かせて熱心に聴き入ってくれる姿に、私は感銘を受けました。
ハンドベルの授業や音楽鑑賞会を通じて、音楽をつくり上げる楽しさや喜びに出会えたと思います。
この経験を是非多くの子どもたちに伝えていきたいです。

高校の芸術鑑賞で狂言を見た時、「日本の伝統音楽についてもっと知りたい」と思いました。これが音楽を勉強しようと思ったきっかけです。
その時に聴いた笛や太鼓などの和楽器の演奏、そして舞は、深く心に残りました。
大学に入り、日本の伝統音楽について勉強していく中で特に雅楽に興味を持ちました。
幸いにも特別活動の一環として「雅楽」を学ぶ機会があり、今、篳篥(ひちりき)を練習しています。
雅楽を習得するのは難しいのですが、雅楽器が繰り広げる独特の音は心に響き渡ります。
教育実習では「音楽は好きだけれど、学校の授業での音楽は嫌い」という子どもたちが多く、どうしたら学校授業の音楽が楽しく展開できるのか考えさせられました。
私は、「音楽を学ぶ」ということは、机上でノートを執ったり、先生の話を聞いたりすることだけではなく、実際にさまざまな音に触れ、楽器を体験して音楽を楽しむことではないかと思います。
また、他の教科と異なり生演奏をしたりするなど、いろいろな方法で音楽の素晴らしさを伝えることができるのが音楽教育の特徴だと思います。